【はじめに】
慌ただしい毎日の中で、“丁寧な暮らし”なんて無理だと思っていた
共働きで育児も家事もこなしていると、「丁寧な暮らし」という言葉にちょっとした疎外感を覚えることってありませんか?
SNSで見かける「毎朝白湯を飲んで瞑想」「お気に入りの器で朝食」「観葉植物とコーヒーで始まる休日」…そんな暮らし、憧れるけど、現実は朝から子どもの「靴はいてー!」の大合唱と、冷めたごはんで済ませる自分の朝食。
正直、「そんな時間どこにあるのよ」って、心の中で何度も突っ込んだことがあります。
でも、ある日気づいたんです。「丁寧な暮らし」って、“見た目”の話だけじゃないんだなって。
そして、ほんの少し意識を変えるだけで、“バタバタしていても心が整う暮らし”って実現できるかもしれないって思うようになったんです。
これは、忙しいワーママの私が、無理なく“丁寧に見える暮らし”を続けられるようになった小さな工夫たちの記録です。
【私が“丁寧な暮らし”に憧れたきっかけ】
私が「丁寧な暮らし」という言葉に心惹かれたのは、子どもが1歳になった頃。
育休から職場に戻り、バタバタと保育園の送迎と仕事と家事のループ。
それまでは「子育て中なんだから仕方ないよね」と自分を納得させていたけれど、ある日ふと鏡に映った自分を見て、ちょっとびっくりしたんです。
髪はぼさぼさ、Tシャツはヨレヨレ、化粧もせず目の下にはクマ。
部屋は片付かず、キッチンには洗い物の山。
「…なんか、私、生活に追われてるだけになってない?」
そんな風に思ったのが最初のきっかけでした。
その頃たまたま目にしたのが、YouTubeで見た“ワーママだけど丁寧な暮らしを楽しんでいる人”のルームツアー動画。
同じように仕事や育児に追われながらも、どこか凛として、暮らしの中に“自分らしさ”がちゃんとある姿に、ものすごく感動して。
「私も、あんな風に“忙しくても美しく生きてる”って感じられる毎日にしたいな」って、そう思いました。
とはいえ、最初からいきなり全部を変えようとは思いませんでした。
“全部やる”じゃなくて、“ほんの少しだけ”取り入れる。
それが、私が目指した“丁寧な暮らし”のはじまりです。
【朝のバタバタ時間を整える3つの工夫】
「朝の時間を制する者は、1日を制する」――
なんて言葉、聞いたことありませんか?
私にとって朝は、まさに毎日が“戦場”でした。
子どもを起こす、ご飯を食べさせる、着替えさせる、自分の身支度、保育園の準備…
全部をこなしていると、気づけばいつも時間ギリギリ。
イライラして怒ってばかり、余裕のない顔で家を出る毎日。
でもある日、「このままだと1日の始まりが全部嫌な記憶でスタートしちゃう」と気づいて、朝の過ごし方を見直すことにしました。
そこで取り入れた3つの小さな工夫が、私の朝を変えてくれたんです。
朝のタスクは“夜”に仕込む
夜、子どもが寝たあとに
✅ 保育園の持ち物を全部セットして玄関に置く
✅ 自分の服と子どもの服を準備して並べておく
✅ 朝食の下ごしらえ(おにぎりを握っておく・具材を切っておく)
…こんな風に「朝の自分がラクできるように」ちょっとした準備をしておくだけで、朝の混乱がぐっと減りました。
起きる時間を15分早める
「朝15分早起きするだけで変わるわけない」と思っていた私ですが、
この15分で自分の身支度が落ち着いてできるようになり、気持ちに余裕が生まれました。
メイクも最小限でも丁寧にできるし、子どもにも“せかさない声かけ”ができる。
たった15分だけど、イライラを防ぐには充分な時間でした。
朝のBGMにお気に入りを流す
子どもが好きな朝の歌や、自分が癒されるカフェミュージックを小さく流すようにしました。
すると不思議と気持ちが整うし、子どももご機嫌な日が増えました。
音って空間の雰囲気をつくる力があるんだなと実感しています。
この3つを始めただけで、朝のバタバタが“ちょっとだけ”心地よい時間に変わったんです。
全部完璧じゃなくていい。
でも「自分の気持ちがちゃんとそこにある朝」にできるだけで、こんなにも違うんだって、毎日感じています。
【“丁寧な暮らし”に見える小さな工夫たち】
「ワーママなのに、丁寧に暮らしてるように見えるね」
そう言われたとき、ちょっとだけ照れくさくて、でもすごく嬉しかった。
実際には毎日バタバタで余裕なんてないけれど、
それでも自分なりに“生活を大切にする姿勢”を忘れないようにしてきたからこそ、そう言ってもらえたのかもしれない。
でもね、「丁寧な暮らし」って、決しておしゃれな朝食や、完璧な部屋だけのことじゃない。
日々の中で、心がちょっと落ち着く瞬間を、自分の手でつくること。
私はそう思っています。
● お気に入りの器を使う
例えば、朝のヨーグルトをいつものボウルじゃなくて、ちょっと可愛いガラスの器にしてみたり。
それだけで「今日はいい朝かも」って思える。
何気ないご飯の時間が、少しだけ特別になるんです。
● 子どもとの時間を“1対1”で味わう
忙しいと、どうしても「ながら育児」になりがち。
ご飯を作りながら話を聞く、スマホ見ながら遊ぶ…
でも、一日のどこかで必ず「目を見て、笑い合う5分間」を意識しています。
たった5分でも、子どもって満たされるんですよね。
そして、自分の心もふっと落ち着く。
● 小さな掃除で気持ちを整える
リビングのテーブルを拭くとき、ただ拭くだけじゃなく「今日も1日ありがとう」の気持ちを込めて。
そんなふうに“心を込めること”が、生活に丁寧さをもたらすと感じています。
● 香りのある暮らしを取り入れる
アロマディフューザーを朝と夜に使うようにしています。
朝はすっきり系(ペパーミントやレモングラス)、夜はリラックス系(ラベンダーやゼラニウム)。
これだけで、「自分のための時間」が生まれる。
家の空気がふわっと変わるだけで、心の余白が少し増える気がするんです。
● やらないことを決める
実は、これがいちばん大事かもしれません。
毎日、全部を完璧にやろうとしたら、パンクします。
だから私は「掃除は最低限でOK」と決めたり、「ご飯は冷凍ストックで乗り切る日があっていい」と割り切ったり。
“やらない選択”をすることで、残ったエネルギーを本当に大事にしたいことに注げるようになりました。
【“ゆとりがあるように見える”仕組みづくり】
「いつも余裕があってすごいね」って言われることがある。
でも、ほんとはそんなことない。
いつも時間に追われて、ギリギリ。
だけど“そう見える”のには、ちょっとした理由があります。
それは、「仕組み」を先に作っておくこと。
● 週末に“ゆるい仕込み”をしておく
日曜の夜に少しだけ、平日の自分を助けることをしておく。
・冷凍ご飯のストックを作る
・野菜を洗って切っておく
・洗濯のまとめ干しをしておく
・おむつストックのチェックをする
これだけでも、平日が格段にラクになります。
● 家事タスクは“時間割”で
私は朝の30分で以下のことを済ませるようにしています。
- 洗濯機を回す(タイマー設定済)
- 朝食づくり(子ども用ワンパターンOK)
- 保育園の準備
- 自分のメイク(5分以内)
どれも最初はバタバタだったけど、「順番を決める」と、頭がラクになる。
迷わないだけで、時間と気力の消耗が減ります。
● 子どもの“遊びスペース”を固定化
リビングの一角に、子どものおもちゃ&絵本コーナーをつくりました。
定位置があると、片づけも楽だし、子どもも自分で戻せるように。
これだけで散らかりストレスが減って、気持ちに余裕が生まれました。
●「買い物に行かない日」を決める
買い物って、意外とエネルギー使う。
だから我が家では「木曜までは冷蔵庫にあるもので乗り切る」と決めています。
週末まとめ買い&冷凍や常備菜のストックを活用。
無理しすぎず、でも“毎日買い物に追われない”仕組みが、心のゆとりにつながっています。
● 「見せる収納」と「隠す収納」を使い分け
おしゃれじゃなくていいんです。
大事なのは、生活感の“コントロール”。
・よく使うもの → 見せる(取り出しやすく)
・ゴチャつくもの → 隠す(ケースにまとめる)
これだけで、部屋が“なんとなくスッキリ見える”から不思議。
丁寧に暮らしてる風、ってこういうところかもしれません。
“ゆとりがあるように見える”って、天性のものじゃなくて、ちゃんとつくれる。
少しの準備と工夫で、毎日はもっとラクになるし、ちゃんと回る。
【“自分を大事にしてる感”の出し方】
「なんか、ちゃんとしてる人に見えるよね」って言われることがある。
それは決して、完璧にやっているわけじゃなくて、
“自分を大切にしているように見える”部分がそう感じさせているのかもしれません。
でも、実際は「自分を大事にしよう」と意識して作ってきたものです。
● 朝の5分ケアをルーティンにする
朝の時間ってバタバタするけど、私は「自分のための5分」は削らないようにしています。
- スキンケアを丁寧にする
- オイルで髪を整える
- リップを塗る
- お気に入りの香りをひと吹きする
たったこれだけでも、「今日もちゃんと私がいる」って思える。
“自分に手をかけてる”実感って、自信につながるんですよね。
● 服選びを「制服化」してみた
毎日洋服を考えるのって、結構エネルギー使う。
だから私は、「これを着ればそれっぽく見える」服を3パターン決めています。
- オフィス用ワンピ×カーディガン
- ワイドパンツ×とろみブラウス
- デニム×白シャツ×ジャケット
小物を少し変えるだけで印象も変わるし、迷わないって最高です。
● “お気に入りのマグカップ”でコーヒーを飲む
これ、すごく地味だけど大事。
忙しくても、1日1回は「自分のための時間」を意識的につくる。
・お気に入りのマグ
・好きな香りのコーヒー
・スマホを見ずに、ベランダでひと息つく
ほんの5分で、「私、今日も大丈夫」って心が整います。
● SNSに“生活の美しい瞬間”を残してみる
誰かに見せるためじゃなく、自分のために。
- テーブルに出した朝ごはん
- 洗い立てのシーツ
- 子どもの寝顔
- 花を飾った棚
こういう日常の中の“小さなときめき”を写真にして残すだけで、
「ちゃんと生きてるな」って実感できます。
● 「ありがとう」を口に出す習慣
これ、丁寧な暮らしの本質だと思う。
- 子どもが手伝ってくれたとき
- パートナーがゴミを出してくれたとき
- 仕事で手を貸してくれたとき
“ちゃんと見てるよ”“感謝してるよ”って言葉にするだけで、
自分も相手も気持ちが整って、毎日の空気が穏やかになる。
自分を大事にしている人は、周りからも丁寧に扱われやすい。
その雰囲気って、ちょっとした習慣の積み重ねでできる。
【ワーママでも無理せずキープできる“整った暮らし感”の出し方】
“丁寧な暮らし”っていうと、どこか完璧でストイックなイメージがあるけれど、
フルタイムで働きながら子育てしてたら、そんなのは現実的じゃない。
だから私は「ラクに整って見える暮らし」を目指してきました。
● 家の中で“見た目を整えるポイント”をしぼる
私は「家全体をキレイに」じゃなくて、
“ここだけは常に整えておく場所”を決めています。
例えば:
- ダイニングテーブルの上に物を置かない
- 洗面台の鏡は毎日サッと拭く
- キッチンの作業スペースには常に布巾1枚だけ
ここさえ整っていれば、家全体が整って見えるし、
気分も上がる。
● 週1の“なんとなく掃除”で充分
平日は忙しいから、「毎日ちゃんと掃除」なんて無理。
だけど、週末の朝に1時間くらい“なんとなく”掃除するだけで全然違う。
- シンクをピカピカにする
- トイレを磨く
- リビングの床をクイックルワイパーでさっと拭く
それだけで、「ちゃんとしてる家」の空気になる。
● 子どものおもちゃは“バスケット収納”でざっくりまとめる
おしゃれなママアカウントを見てると、色分けやラベリングされた収納に憧れるけど、
正直そこまで手が回らない。
だから、我が家では“1ジャンル1バスケット方式”。
- ブロック用のかご
- 絵本用のかご
- ぬいぐるみ用のかご
ざっくりまとめるだけで見た目もスッキリ、片付けやすいし、子どもも覚えやすい。
● 「夜の5分片付け」で翌朝の気持ちが変わる
夜、子どもが寝たあと。
自分の時間をダラダラ始める前に、5分だけ片付けタイム。
- リビングのクッションを整える
- 洗濯物をたたんでカゴに戻す
- テーブルを拭く
これだけで、翌朝起きた時の気持ちが全然違う。
「整ってる朝」がスタートできると、1日中いい気分でいられることが増える。
● 雑貨やインテリアは“盛らない”
かわいい雑貨やインテリア小物、買いたくなるけど、
私は「管理できる分だけ」と決めてます。
- 花瓶は1つだけ
- 季節の飾りも“ひとつまみ”で
- 色味は3色以内にしぼる
このルールだけで、シンプルで落ち着いた空間に見えるし、掃除もラク。
“ちゃんとして見える”って、がんばりすぎなくても作れる。
整えるのは一部だけでいいし、ルールを決めておけば迷わない。
【周りから“丁寧だね”と言われる人がしている“実は地味なこと”】
「〇〇ちゃんの暮らしって丁寧だよね」と言われるとき、
実は私自身は“特別なこと”をしてるつもりはなかったりする。
でも、その言葉の裏にあるのは「小さな積み重ね」なんだと思う。
● お弁当は“詰める順番”だけ気をつける
子どものお弁当や自分のランチ。
インスタにあるような「映え弁当」は目指してないけど、
詰める順番だけ気をつけるようにしてる。
- ごはん → メイン → 彩りの副菜 → 隙間におかず
- 赤・緑・黄の色味を意識(ミニトマト、ブロッコリー、卵焼き)
これだけで「丁寧に作った風」に見える。
実際は冷凍食品も使ってるし、10分で完成する日もある。
● 食器を揃えると“暮らし上級者”に見える
特別な食器じゃなくてもいい。
でも、同じシリーズで揃えると、それだけで丁寧に見える。
私は無印やニトリ、IKEAの白いお皿をベースにしていて、
多少バラついても“統一感”が出るようにしてる。
盛り付けが雑でも、器に助けられることも多い(笑)。
● タオルは“同じ色・同じサイズ”にするだけでホテル感
以前はバラバラのタオルを使ってたけど、
ふと思い立って、全部グレーに統一した。
すると、洗面所や棚が一気にスッキリして、
生活感が薄れて「ちゃんとしてる家」っぽくなった。
些細なことだけど、こういう地味なところが“暮らしが整って見える”コツなんだと思う。
● 朝の3分ルーティンで“余裕がある人”に見える
朝、バタバタしてても、
以下の3つだけはやるようにしてる。
- 窓を開けて空気を入れ替える
- 保育園や仕事に行く前に自分の髪をとかす
- マグカップで白湯を飲む
この3分があるかないかで、
「1日をスタートさせた感覚」が全然違う。
なんとなく“自分を大切にしてる”という気持ちにもつながって、
心にも少し余裕ができる。
● SNSに載せるときの“自然な切り取り方”も大事
丁寧な暮らしって、実は「見せ方」でもある。
- 部屋の一角だけを切り取る
- ちょっと明るめに加工する
- 子どもと過ごす風景をそっと写す
完璧じゃなくていい。
でも、その瞬間だけでも「整った生活感」があれば、
丁寧に見えるもの。
【“完璧じゃない”からこそ整って見える、ワーママのリアルな暮らし】
丁寧な暮らしって、完璧な部屋・完璧な家事・完璧な母親…
そんなものじゃなくて、むしろ「抜くところは抜いてる」からこそ、続けられてる。
そう気づいてから、私はだいぶ心が軽くなった。
● 朝ごはんはワンパターンでOKにする
「毎朝しっかり朝ごはんを作らなきゃ…」って思ってた時期もあった。
でも、それだと自分が続かない。
だから、うちはこう決めてる。
- 平日は“固定メニュー”(ご飯+味噌汁+卵+納豆)
- 土日は少し変化をつける(ホットケーキやパン)
子どもも慣れてるし、むしろ安心感があるみたい。
朝は“ルーティン化”してラクする。これ大事。
● 洗濯物は“干すものと乾燥機”で分ける
「丁寧な暮らし=全部手で干してる」と思われがちだけど、
うちはドラム式乾燥機をフル活用してる。
- しわになりやすい服やタオルだけ手干し
- 他は乾燥機で完結
畳む時間がない日はハンガー収納にしてしまうこともあるし、
「丁寧さ」って“仕上がり”じゃなく“自分の負担が少ないこと”なのかもしれないと思うようになった。
● 丁寧に見える“雑な片付け術”
家が整って見えるのって、
実は「全部片付いてる」からじゃなくて、
“ごちゃごちゃを隠す場所があるかどうか”だったりする。
私は
- 子どものおもちゃはカゴにポン入れ
- 洗濯物はリビングの片隅のボックスへ一時避難
- ダイニングテーブルの上は寝る前にリセット
これだけで「片付いてる感」は出る。
細かいことは気にしない。気づいたときに整えればいい。
● 「買ってよかった家電」は投資だと思ってる
丁寧な暮らしに見える人ほど、
実は“時短家電”をめちゃくちゃ活用してる。うちも同じ。
- 食洗機
- お掃除ロボット
- ドラム式洗濯乾燥機
- ホットクックや電気圧力鍋
「家事をラクにする=時間と心に余裕ができる」って本当にそう。
そしてその余白が、「暮らしの丁寧さ」に繋がってる気がする。
【“見せないところ”でがんばらない暮らし方】
昔の私は、「全部をちゃんとしなきゃ」って思っていた。
でも今は、「ちゃんと見えるところだけ整えればいい」と思ってる。
● 冷凍食品・レトルトも立派な味方
毎日手作りじゃないと罪悪感…そんなふうに思ってたけど、
実際は、子どもがご機嫌で元気にいてくれるほうが大事。
- 冷凍の野菜ミックスを味噌汁に入れる
- レトルトカレーの日もある
- スーパーの惣菜を並べるだけの日もある
むしろそのほうが、心に余裕があって優しくいられる。
「手抜き」じゃなく「工夫」。そう思えば気がラクになる。
● 子どもの“お気に入り”を軸にすればラクになる
服やごはん、遊び、寝る前の絵本…。
子どもって同じものを好む時期がある。
その“ブーム”に合わせて動くと、ぐっと生活が回るようになった。
- 洋服はお気に入りを色違いで数枚買う
- 絵本は同じものを読み続けるのをOKにする
- お弁当は「好きなものだけ」で構成してもいい
「飽きたら変えればいい」くらいに思うようにしたら、
無理に工夫しすぎて疲れることが減った。
● 家の中すべて“見せるもの”にしなくていい
インスタとかで素敵な収納やインテリアを見ると、
「うちもこうしたい!」って思うけど…
全部が全部そうじゃなくていい。
- とりあえず突っ込んで閉められる棚
- 子どもの工作は壁の一部だけに貼る
- ラベルも完璧じゃなくていい(マステで手書きでも十分)
“生活感を隠しすぎない”のが、実は一番ラクで長続きする。
● 丁寧な暮らしは、笑顔で過ごせるかどうか
部屋が整ってても、ママがピリピリしてたら意味がない。
うちは、多少おもちゃが転がってても、ホコリがあっても…
- ママが笑ってる
- 子どもが甘えてきたら受け止められる
- ごはんを一緒に楽しく食べられる
そんな時間があるだけで、じゅうぶん“丁寧な暮らし”だと思うようになった。
【ワーママでも「私らしい暮らし」を守る方法】
仕事に育児に家事…。
何かを優先すれば、何かが後回しになる日々。
でも「全部を完璧にしよう」としなくなってから、
“私らしい丁寧な暮らし”の形が見えてきた。
● やらなくていいことリストを作る
「やらなきゃ」でいっぱいになった脳内を一度整理するために、
“やらなくても死なないこと”をリストにしてみた。
- 毎日掃除機をかけなくてもOK
- 朝ごはんはトーストとバナナだけでもOK
- 休日は何もしない日があってもOK
- 毎日絵本を読まなくてもOK
やらなくていいことを可視化するだけで、気持ちがスッと軽くなる。
● “習慣化”は最強の時短術
朝起きたらまずこれ、夜寝る前はこれ…
行動をルーティン化しておくと、判断のストレスが減る。
たとえば我が家では、
- 朝は10分だけタイマー掃除(時間が来たらやめる)
- お風呂上がりの保湿&着替えセットはひとまとめに
- 土曜日は「作り置き&冷凍デー」に固定
やることを決めておくと、迷わずに済むし、
「今日はできなかった」が起きにくくなる。
● 自分のためだけの時間も、暮らしの一部に
“丁寧な暮らし”って、誰かのために尽くすことじゃなくて、
「自分のご機嫌をとる」ことでもあると思う。
- 朝のコーヒー1杯を静かに飲む時間
- 10分だけのストレッチ
- 寝る前に好きな香りのハンドクリームを塗る
「自分のためのこと」を、日常の中に少しでも入れるようにした。
それだけで、なんかちゃんと生きてる感じがする。
● できてないことに目を向けない
SNSを見ると、すごいママがたくさんいて落ち込む。
でも、あの人たちだって「映ってない部分」があるはず。
私は私のリズムで、できることをやってる。
「できてること」に目を向けて、
「今日も1日乗り切ったね」と自分を認めてあげるようにした。
🌿 まとめ:「丁寧な暮らし」は、肩の力を抜いたところから始まる
仕事も子育ても家のことも、全部を完璧にこなそうとするのは無理があります。
「丁寧な暮らし=きれいな部屋・手の込んだご飯・いつも笑顔のママ」…なんて思い込みに縛られていた私ですが、ある日ふと立ち止まって、自分に問い直しました。
“それって本当に、私が望んでる暮らし?”
答えは「NO」でした。
大切なのは、自分が心地よくいられるリズムで暮らすこと。
毎日の中に、ちょっとしたこだわりや楽しみ、そして自分を大事にする余白があれば、それはもう立派な「丁寧な暮らし」だと私は思います。
ほんの少しの工夫で、生活の質はぐんと上がります。
それは高いモノを買うことでも、すごい技術を身につけることでもなく、
“自分の暮らしを好きになろうとする気持ち”から始まる。
「こんな毎日でも悪くないな」って思えたら、もうそれは100点満点です。
忙しい中でも、あなたらしい丁寧な暮らしが見つかりますように。
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