「怒りたくないのに怒っちゃう日、私がやってるリセット習慣」

育児

朝から怒ってしまった日のこと

朝って、なんであんなにバタバタするんでしょうね。

起きた瞬間から「もうちょっと寝たい…」と思いながらも、子どもがぐずったり、朝ごはんが思うように進まなかったり、準備が遅れて時間がギリギリになったり。

ある日も、いつもと同じようにバタバタしていたんです。

「早く着替えてって言ってるでしょ!」って、気づいたら声を荒げてしまっていました。

子どもはびっくりして固まって、それを見て私もハッとしたけど、すでに怒ってしまったあとの空気って、取り戻すのが難しいですよね。

心の中では、「怒りたくなかったのに」「またやっちゃった」って、自己嫌悪でいっぱい。

朝からそんな空気になると、一日中ずっとモヤモヤが続いてしまって、仕事に行ってもなんだか集中できない。

子どもに謝っても、「ママが怒ったから…」ってずっと不機嫌のままで、あのとき一回深呼吸できてたら…って、後悔ばかりが頭の中をぐるぐるしていました。

怒ってしまう自分がイヤだった

私はもともと、そんなに怒るタイプじゃないと思っていたんです。

けど、育児をするようになって、初めて自分の中にこんなにも「怒り」があるんだって知りました。

「なんで言うこと聞いてくれないの?」

「なんでこんなに散らかすの?」

「なんで寝てくれないの?」

「どうして、どうして…」って、頭の中が「なんで?」でいっぱい。

もちろん、子どもが悪いわけじゃないってわかってる。

成長の過程だし、親の理想通りに動けるわけがない。

だけど、そういう「わかってる」ことと、実際の感情って別だったりするから難しいんですよね。

怒ったあとに自己嫌悪に陥って、「こんなママでごめんね」って思いながら、また次の日も同じようなことで怒ってしまう。その繰り返しに疲れ果てていた時期がありました。

リセットする「きっかけ」が欲しかった

そんな日々の中で、私は「怒ってしまった自分を責める」ことより、「どうやってリセットするか」に意識を向けるようになりました。

怒るのを完全にやめるのって難しい。

だったら、怒ったあとにどうやって気持ちを立て直すか。

どうやったらその空気を戻せるか。

そこに工夫をしていこうって考え方を変えていったんです。

最初は、ただただ深呼吸してみることから始めました。

でも、深呼吸だけじゃどうにもならない日もある。

それでも、いくつか「自分をリセットするスイッチ」を見つけてからは、だんだんと気持ちが楽になってきました。

私が実践している「リセット習慣」

1. 子どもをギュッと抱きしめる

一番効果があったのは、怒ったあとに「ごめんね」と言って抱きしめること。

シンプルだけど、これができるときとできないときでは、その後の空気が全然違います。

怒ったまま放っておくと、お互いに引きずっちゃうんですよね。

だけど、「ママ怒っちゃったね、ごめんね」って言って、ギュッとすると、子どもも安心した顔になる。

「ママは怒っても、嫌いになったわけじゃない」っていうのが伝わる気がするんです。

そして、私自身もその一言とハグで「怒った自分」と決別できる感じ。

できないときももちろんあります。

感情が収まらなくて、私のほうが抱きしめる余裕ない…って日もあるけど、そんな時は少し時間を空けてからでもOK。

とにかく、意地を張らずに「仲直りしたい」って自分から動くようにしています。

2. 自分の感情を言葉にしてみる

「なんで怒っちゃったんだろう」って、あとから冷静に考えると、意外と子どもが原因じゃなかったりします。

寝不足だったり、自分のスケジュールが押して焦ってたとか。

子どもにイライラしてたというより、自分に余裕がなかっただけってことも多い。

だから私は、怒ったあとにノートやスマホのメモに「いまの気持ち」をメモするようにしました。

「怒った。焦ってた。朝の準備がうまくいかなかった」

「子どもが悪いんじゃない。私が予定に追われすぎてた」

そうやって感情を外に出すと、心の中で膨らんでいたモヤモヤが少しスッキリします。

怒りって、飲み込んだままだと発酵してもっとイライラになる気がして。

文字にすると、自分の気持ちを客観的に見られるようになってきました。

3. 朝のルールを“ゆるく”する

朝はどうしてもイライラの元になりやすい。

だから、朝のルールをちょっとゆるくすることにしたんです。

たとえば、

・朝ごはんは絶対に座って食べなくてもいい日があってもいい

・靴下を履かないまま玄関に行っちゃってもOK

・髪がボサボサでも帽子かぶればいっか

前は「ちゃんとさせなきゃ」って思いすぎて、自分でハードルを上げてたなって反省しました。

“完璧”じゃなくても、“楽しく家を出られる”ほうが大事って気づいてから、朝の雰囲気が変わりました。

怒る回数が減っただけじゃなく、子どもも「急かされる」感じが減って、ニコニコしてくれるようになったんです。

4. 怒ったあとのご褒美タイム

怒った自分に対して、「よく頑張ってるよ」って言ってあげたくて、怒ったあとこそ自分に小さなご褒美タイムを作るようにしています。

・好きなコーヒーをゆっくり飲む

・チョコを1粒食べる

・音楽を1曲だけ大音量で聴く

・お気に入りの香りのハンドクリームを塗る

ほんの5分でも、「私は私で大変なんだ」ってことを認めてあげる時間を持つと、また子どもと向き合える余裕が戻ってきます。

怒りって、がんばってるからこそ出てくる感情。

それを責めるより、「今日もがんばってるね」って自分を褒めてあげたほうがいい気がするんです。

5. 「やらなくていいこと」を減らす

怒っちゃう日って、大体「いろいろやらなきゃいけない」って気持ちで頭の中がいっぱいなんです。

だから私は、やることリストより“やらないリスト”を作るようにしてみました。

たとえばこんな感じ。

  • 洗い物は寝かしつけのあとでいい
  • 洗濯物はたためなくても死なない
  • おもちゃが散らかってても明日片付ければいい

「今すぐやらなくてもいいこと」を意識的に見つけることで、心の中の“負担感”が軽くなったんです。

自分で自分に「これも、あれも」って追い詰めてたなーって。

完璧じゃない自分も、ゆるっと許してあげる。

これが怒りのスイッチをオフにする近道だった気がします。

6. 怒りそうなタイミングを把握しておく

私は毎回「なぜこのタイミングで怒ってしまうのか」を振り返ってみました。

そしたら結構パターンがあったんです。

  • 自分が空腹のとき
  • 朝の時間が足りないとき
  • 子どもが言うことを聞かない+外出前
  • PMS期や寝不足の日

このタイミングが重なると、確実に怒りっぽくなってる。

だから最近は、「あ、今やばいタイミングだな」って自覚するようにしています。

そうすると、怒る前にクールダウンする余地ができるんですよね。

「このままだと怒っちゃいそう」って自分で気づけたら、深呼吸したり、距離を取ったりする工夫ができる。

私の場合、PMSの時期には「ママちょっと怒りやすいかも」って家族に伝えるようにもしました。

共有しておくだけで、ちょっとしたフォローが入ったり、気を遣ってもらえることもあるので、おすすめです。

7. 他のママの話を聞いて、自分を責めない

育児中って、自分だけがうまくできてない気がして落ち込むことってありませんか?

でも、他のママたちの“怒っちゃった話”を聞くだけでも、すごく心が軽くなるんです。

SNSで育児アカウントを見たり、ママ友に本音を聞いたり。

「怒るよね!」「もう毎日怒ってる!」って言ってもらえると、「私だけじゃなかったんだ」って安心できました。

“完璧なママ像”に縛られてたなって反省しました。

他人の目を気にしてると、「怒る=ダメな母親」って思いがちだけど、

現実の育児って、感情が出るのは当たり前だし、それを隠さずに共有することが大事だなって思いました。

8. 子どもの成長を思い出す時間をつくる

怒ってばかりの時期って、「なんでこんなにイライラしてるんだろう」って気持ちに支配されがち。

でも、ふとスマホのアルバムで昔の写真を見返したら、涙が出るほど可愛くて、

「この子と出会えた奇跡を忘れてたな」って思ったことがあるんです。

今がどれだけ大変でも、「あの時の笑顔」が今につながってる。

そして、怒ってる私でも、子どもは変わらずママを見てるんだなって。

だから定期的に、「1年前の今日の写真」を見る習慣をつけました。

たった1年前でも、びっくりするくらい成長していて、

「怒ってる時間もったいないかもな」って思えるんです。

9. 怒ったあとに必ずやる“ごめん”の儀式

怒っちゃったときって、どこかでモヤモヤ残りませんか?

私の場合、それを溜めていくとどんどん自己嫌悪になってしまって、

「また怒っちゃった…」→「ママ失格だ…」→「もうどうでもいい」って負のループに入りがちだったんです。

でもある日、子どもが「ママ、こわい」って言ったのを聞いて、すごくショックで。

それからは、怒ったあとに必ず「さっきは怒ってごめんね」って伝えるようにしました。

子どもがまだ小さくてわからなそうでも、「ママ、ちょっとイライラしちゃってごめんね」「びっくりさせちゃったね」って言葉にするようにしています。

それを言うと、子どもも「うん」「ママすき」って返してくれる。

涙が出そうになるくらい、そのやりとりに救われてます。

「謝る=負け」じゃなくて、「謝る=もう一度つながるチャンス」なんだなって思えるようになりました。

10. イライラの根本を振り返ってみる

怒ること自体が悪いんじゃなくて、その背景にある「何が私を苦しめてたのか」をちゃんと見るようにしたんです。

例えば…

  • 誰にも「ありがとう」って言ってもらえてなかった
  • 「ちゃんとしなきゃ」って気持ちに押しつぶされそうだった
  • 本当は1人でゆっくりお風呂に入りたかった
  • ずっと寝不足だった

怒りの原因って、子どもじゃないことが多い。

その事実に気づいてから、少しずつ「怒る前に自分を見つめる」習慣がついてきました。

私は「自分を大切にしてない時ほど、誰かを大切にできない」ってことを、育児の中で痛感してます。

11. 「イライラ日記」で気持ちを外に出す

これは最近始めたことなんですが、怒りそうになったとき、スマホのメモに思ってることを全部書き出すようにしました。

「なんで私ばっかり!」とか

「ちょっとでいいから休ませてほしい」とか

「うるさい!って言いそうになった…」とか。

とにかく感情をそのまま言葉にして吐き出す。

すると不思議と、怒りの温度が少し下がるんです。

後から見返しても、「あー、この日は寝不足だったな」とか、「午後に1人の時間取れなかった日だった」とか、原因が見えてきます。

ノートでもスマホでもOK。

頭の中だけでぐるぐるさせないことが、冷静になる一歩かもしれません。

12. 「ありがとう」を無理やりでも言ってみる

これ、最初はちょっと抵抗あったんですけど…

イライラしてるときほど、感謝の言葉をあえて口に出してみるようにしました。

「ありがとう」「助かったよ」「嬉しいなー」とか。

本当に思ってなくても、言葉にすると、ちょっとずつ気持ちがそっちに引っ張られていくんです。

子どもにも、家族にも、自分にも。

「朝ちゃんと起きてえらいじゃん、私」とか、「怒りそうなの我慢できたね、すごいよ私」って。

自己肯定感が少しでも回復すると、次の怒りを和らげてくれる気がします。

13. 「自分だけが頑張ってる」と思ったときの対処法

育児中って、ふとした瞬間に「なんで私ばっかり…」って思ってしまうことありますよね。

特に家族が無意識に「当たり前」にしてしまっていることに気づいたとき、怒りより先に虚しさがやってきて、そこからイライラが爆発するって流れ、私も何度も経験しました。

そんなとき、私は**“見える化”メモ**を取り入れました。

自分が今日やったこと、頭を使った場面、誰かのために動いた数、全部書き出してみるんです。

「朝ごはん3人分つくった」

「子どもの保育園の準備」

「仕事のメール対応」

「お迎え」

「買い物」

「夕飯準備」…とか。

たった1日でも、自分がやってることの量に驚きます。

そしてそれを見返すと、「怒って当然」「疲れて当然」って自分に優しくなれるんですよね。

14. パートナーとの温度差にイラッとしたとき

うちは、正直言ってパートナーとの家事育児のバランスが完璧ではありません。

「私が言わないと何もしない」って状態が長く続いたこともあって、そのたびに喧嘩になったり、黙って爆発して泣いたり…。

でも最近は、お願いの仕方を変えることで少し楽になりました。

たとえば…

×「なんでやってくれないの?」

→ ○「今ちょっと手伝ってくれると助かるんだけど、お願いしてもいい?」

×「それくらい気づいてよ」

→ ○「こういう時って○○してもらえると嬉しい」

感情的にぶつかるよりも、“協力してもらう前提”の言い方にすると、お互いにストレスが減ったように思います。

それでも全部はうまくいかないけど、「この人は敵じゃない」「味方にしよう」って意識するだけで、怒りのベクトルが少し変わりました。

15. “余白”のない日々は怒りの元

私の場合、怒ってしまう日は決まって「スケジュールがパンパン」な日でした。

朝から晩までずっとタスクに追われて、やることに終わりが見えない日。

そんな日は、子どものちょっとしたわがままにも「もう無理!」って感情的になってしまう。

それに気づいてから、1日のどこかに“余白”をつくるように意識しています。

・お昼寝の時間に5分だけ横になる

・お気に入りの紅茶を飲む時間を確保

・スマホを見ずにベランダに出て深呼吸する

ほんのちょっとの“隙間”があるだけで、怒りの沸点がグッと下がります。

「忙しい=いい母親」じゃなくて、「ごきげんでいる=いい母親」なんだって思えるようになりました。

16. “理想の母親像”に縛られない工夫

SNSを見てると、完璧に見えるママがたくさんいて、「自分は全然できてない」って思ってしまうことありませんか?

私は何度もありました。

でも、あるときふと気づいたんです。

「理想の母親像」って、実は“誰かの目”を通してつくられてるものだって。

例えば…

  • ごはんは手作りじゃなきゃダメ?
  • 毎日笑顔じゃなきゃダメ?
  • 子どもに怒らないのが正しいの?

全部、他人が決めた“正解”でしかないんですよね。

だから私は、“私にとって心地いい母親像”を再定義することにしました。

・冷凍食品に頼る日があってもいい

・今日は笑えなかったけど、それでも抱きしめたらOK

・怒ったあとはちゃんと謝った、それでOK

そんなふうに、“できなかったこと”より“できたこと”を数えるようにしたら、だいぶ気持ちが軽くなりました。

おわりに|怒っちゃう日があっても、ちゃんとリセットできる私でいたい

育児って、ほんとに予想外の連続。

さっきまで笑ってたのに急に泣き出すし、余裕あると思ってたのに一瞬でキレそうになるし、何をしても報われないような気持ちになるときもある。

でも、それでも私たちは毎日ちゃんとやってる。

怒りたくないって思ってる時点で、もう十分すぎるくらい優しいママなんだと思う。

このブログで書いた「リセット習慣」は、私が毎日をなんとか乗り切るために編み出した、ちょっとした工夫たち。

うまくいかない日もあるけど、それでもまた立て直せる。

「今日も怒っちゃったな…」って落ち込む日も、「また明日があるか」って自分に言えるようになっただけで、ちょっと成長したのかもしれない。

怒らない母親なんていない。

完璧な育児もない。

でも、自分なりに整えようとしてる人は、ちゃんと前に進んでる。

この文章が、どこかの誰かの「ちょっとだけ心が軽くなるきっかけ」になれたら嬉しいなって思ってます。

頑張りすぎなくていい。

イライラしてもいい。

でも、どうか自分だけは自分の味方でいられますように。

私も、あなたも、十分よくやってる。

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