はじめに
現代社会は、とにかく忙しい。
仕事、家事、育児、人付き合い…気づけば一日があっという間に終わってしまう、そんな感覚を持っている方は多いのではないでしょうか。
「もっと時間が欲しい」「もう少し気持ちに余裕を持ちたい」そう思いながらも、日々の予定に追われてしまう——私もそうでした。
でも、あるとき気づいたんです。
「大きく変える必要はない。小さな習慣が、日常の心地よさを大きく変える」 ということに。
今回は、私が忙しい毎日を少しだけ楽にするために取り入れている小さな習慣をご紹介します。どれも簡単で、今日から始められるものばかりです。
1. 朝の「3分だけ」自分時間
朝は一日のスタート。慌ただしい時間だからこそ、自分のための時間をほんの少しでも確保するようにしています。
私の場合は、**「朝起きてから3分だけ、窓辺でお茶を飲む」**という習慣。
たった3分ですが、この間だけはスマホも触らず、予定も考えず、ただ外の景色や空気を感じます。
この「何もしない時間」が、驚くほど気持ちを落ち着かせてくれるんです。
ポイント
- 無理に早起きしなくてもOK(支度の前にほんの数分で十分)
- コーヒーやお茶など、自分の好きな飲み物を用意
- 音楽や香りをプラスしても◎
2. 「やらないことリスト」を作る
忙しさを軽くするためには、「やること」より「やらないこと」を明確にするほうが効果的な場合があります。
私のやらないことリストには、こんな項目があります。
- 朝起きてすぐスマホチェックをしない
- 疲れている日は夕食を完璧に作ろうとしない
- 重要でないLINEはすぐに返さない
このリストを作ると、無意識にやってしまっていた“心を消耗する行動”を減らせます。
特に、SNSやメールの即レスをやめたことで、かなり気持ちが楽になりました。
3. 家事は「ついで」で片付ける
「時間がない」と感じる日でも、少しの工夫で家事はぐっと軽くなります。私が実践しているのは**「ついで家事」**。
- 歯を磨いたついでに洗面台をサッと拭く
- コンロが温まるまでにシンクを軽く洗う
- お風呂に入る前に洗濯機を回す
“ついで”なので、あえて家事時間を作らずにすみます。結果的に、休日にまとめて掃除をする負担も減りました。
4. 夜の「リセット5分間」
夜は一日の終わり。疲れて帰ってきても、5分だけ部屋を整える習慣をつけました。
私の場合、リセットの対象は以下の3つ。
- テーブルの上を片付ける
- 洗い物をシンクに残さない
- ゴミを一袋まとめる
完璧な掃除ではなく、「朝起きたときに気持ちよく過ごせる最低限」にとどめます。これだけで、翌朝のスタートが軽やかになります。
5. 「ながら時間」を活用する
忙しいと「時間がない」が口癖になりますが、実は“隙間時間”は案外多いものです。
私は、移動中や調理中などの**「ながら時間」**を使って、以下をしています。
- オーディオブックやポッドキャストで学びや情報収集
- ストレッチや深呼吸
- 買い物リストや予定の確認
特にオーディオブックは、耳から情報を得られるので「時間を奪われる感覚」がなく、満足感が高いです。
6. 「ありがとう」を口に出す
気持ちが疲れているときほど、人への感謝を忘れがちです。
私は意識的に**「ありがとう」を1日3回以上言う**と決めています。
- 家族が家事をしてくれたとき
- 店員さんが丁寧に対応してくれたとき
- 同僚や友人が気遣ってくれたとき
声に出して感謝すると、不思議と自分の心も温かくなります。
忙しさの中でこそ、こうした小さな感情の積み重ねが大切です。
7. 「今日やれたこと」に目を向ける
多くの人は「やれなかったこと」に意識を向けがちです。私も以前はそうでした。
でも、夜寝る前に**「今日できたこと」を3つ書き出す**ようにしたら、自己肯定感が少しずつ上がってきました。
例:
- 朝に3分お茶時間を取れた
- たまっていたメールを返信できた
- 野菜を多めに食べられた
どんなに小さなことでもOK。「やれたこと」を意識すると、心の重荷が軽くなります。
8. 「5割でOK」の考え方
完璧主義は、忙しい人の最大の敵です。
私も以前は100%を目指して疲れ切っていましたが、「5割できれば十分」と思うようにしてから気持ちがとても楽になりました。
- 洗濯物は畳まなくても、とりあえずカゴに入れておく
- 食事は冷凍食品や総菜を使ってもいい
- 掃除は気になるところだけ
“とりあえずやる”を優先すると、やる気のハードルが下がります。
まとめ
忙しい毎日を少し楽にするコツは、**「小さな習慣を積み重ねること」**です。
朝の3分、自分を緩める考え方、家事の時短、感謝の言葉…どれもすぐに試せることばかり。
最初は1つでも構いません。自分の生活に合う習慣から、少しずつ取り入れてみてください。
その積み重ねが、気づけば心と時間の余裕につながります。
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